開催期間:2006年11月3日(金) 〜 2006年11月26日(日)
(休館日:月曜日…国民の祝休日にあたる場合は直近の平日)
開館時間:9:00〜16:00
場所:
都南歴史民俗資料館(湯沢1-1-38)
内容:明治時代中頃から昭和20年代まで盛岡市
上米内白石に伝承されていた「白石神楽」の
主要な道具一式を展示・解説します。
入場料:無料
※資料館の周りの紅葉もお楽しみください
※常設展も、じっくりご覧下さい。十月仏やオシラサマも見られます
白石神楽とは
白石神楽は、明治時代中頃に、盛岡市の長町(現在の長田町付近)に居た修験から伝えられた山伏神楽。
庭元の家の当主が子供の頃に見聞きした記憶や現存する資料などからは、盛岡近辺の山伏神楽(特に日戸神楽)に似ていたものと思われます。
メンバーの多くが戦死したため、昭和20年代以降は舞われなくなってしまいました。
今回の展示の見所
展示するのは、庭元が所蔵している権現様,主要な衣装,鳥兜,太鼓,笛,鉦,錫杖,謡本,神楽幕と、すべての面(15点)です。
そもそも、多くの方には神楽の道具をこれだけ間近でゆっくり見られる機会があまりないかと思います。ましてや、長年にわたって日の目を見ることの無かった資料ですので、貴重な機会。
そして、由緒ある権現様はもちろんのこと、「面」が全体として優れた出来なのです。中に秀逸なものが数点ありますので、お見逃し無く!
より詳しく知りたい方は…
今回展示されるこの白石神楽について、2003年末から調査してきた報告書を、当サイト
管理人げんぞうが、近日発行予定。
庭元さんからの聞き取りにより、明治年間から昭和初期までの神楽の活動・芸態・民俗を詳細に記録しました。
また、聞き取り内容と各種史料との照合により、ルーツについても検証。
そして、24演目を含む謡本の50%複写と翻刻文も掲載。
盛岡近辺ではかなり充実した内容の謡本であり、必見の史料です。
で、ご希望の方には印刷・製本代実費(2500〜3000円を予定)でおわけします(出来次第)。
なんぼ刷るかを決めたいので、ご希望の方は、よろしければメールでご一報ください。
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