平成17年度 岩手県立博物館教育普及事業
第3回伝統芸能鑑賞会「神楽を楽しむ」
平成17年度 岩手県立博物館教育普及事業
第3回伝統芸能鑑賞会「神楽を楽しむ」



【日時】 2005年7月24日(日)13:30〜15:00(12:45開場)

【場所】 岩手県立博物館(盛岡市上田字松屋敷34)「講堂」 にて
◆開館時間  9:30〜16:30(入館は16:00まで)*月曜日休館
      ※「義経」展会期中に限り、17:30(入館は17:00まで)までの開館となります。
◆入 館 料  大人300円 学生140円*高校生以下無料(20名以上団体割引あり)
◆交  通  東北自動車道:盛岡インターチェンジから約20分、
      盛岡南インターチェンジから約40分。
      岩手県交通バス:JR盛岡駅前または盛岡バスセンターから
      松園バスターミナル行「松園バスターミナル」で
      支線バス6番または2番に乗り換え「県立博物館前」下車。


【入場料】
「伝統芸能鑑賞会」のみのお客様は入館料免除=無料となります。

【主催・問い合わせ先】
   岩手県立博物館 〒020−0102 盛岡市上田字松屋敷34
   電話:019-661-2831  ファックス:019-665-1214


 必ず読んでください
    ↓

申込方法とお願い

【対象及び定員】
 申込みいただければどなたでも御覧いただけます。
 が、会場の広さが限られていますので、定員は120名に限定させていただきます。

【参加申込方法】
 6月20日(月)から7月11日(月)までの間に、往復葉書に住所、氏名、連絡先の電話番号、ビデオカメラ等による撮影の有無を明記し、
 〒020−0102 盛岡市上田字松屋敷34 博物館学芸部伝統芸能鑑賞会担当者あて 
にお申し込みください。葉書1枚につき1名の受付とします。
 なお、申し込み期間外の郵便、来館時の口頭や電話・ファックスでの申し込みは一切受け付けません。
 受付締め切り日当日の消印は有効とします。
 ただし、先着順で整理券を発行し、申し込み期間内であっても定員になり次第締め切ります。参加の可否については葉書を返信します。

【御来場の皆様へのお願い】
   @ビデオカメラによる撮影を希望する場合には、所定の位置(講堂後部の
    入り口付近)でお願いいたします。ただし、空間に限りがあり、また他の
    参加者の出入口の通行の妨げとなる恐れがあることから、当日ご希望に
    沿うことができない場合もあることをご了承ください。なお、館内のコ
    ンセントの利用はご遠慮ください。
   A飲食・喫煙は所定の場所でお願いします。講堂(会場)内での飲食・喫煙は
    ご遠慮ください。
   B出演者と他のお客様のご迷惑となりますので会場内での携帯電話のご
    利用はご遠慮ください。
   C当日は駐車場の混雑が予想されます。なるべく公共交通機関をご利用ください。


みどころ

【出演団体】(この項は文責:管理人げんぞう)
  今回の出演は花巻市の幸田神楽です。幸田の八雲神社の神楽として伝承され
 てきました。この八雲神社に神楽が始まったのはかなり古いのですが、その後、
 藩政時代に早池峰岳神楽の弟子神楽として再興しました。しかし早い時期から師
 弟関係を断絶しているため、現在の岳神楽(大迫町)とは芸態が異なっています。
  八雲神社は疫病退散の利益を願う「天王信仰」があることから、周辺市町村を
 中心に広い地域に「代参講」があります。それとは別に「神楽講中」が周辺市町村
 にあり、毎年定期的にこの講中を神楽が回って祈祷してきました。伝承されている
 演目も多く伝承形態にも特徴があることから、2000年度には「花巻の山伏神楽」と
 して岩手県指定文化財に指定されました。また、2004年度には映像記録がとられ
 ました。

  芸態については、1月に行われた県立博物館の伝統芸能鑑賞会で出演した花
 巻市の胡四王神楽とも、地域が近いところからやや通じるところがあります。
  しかし違うところも多々あり、胡四王神楽を師匠とする弟子神楽集団「早池峰
 矢沢系」に対して幸田神楽を師匠とする「早池峰幸田系」という分類をされるこ
 ともあります。
  熟練の師匠たちの層が厚いことに加えて、近年は老成した技量の若手も続々と
 育っています。演目も充実しています。が、他の地域や関係者以外の方がまと
 まった演目を見られる機会はあまりありません。この機会をお見逃しなく。

【プログラム】
 開催中の特別展「義経」展にちなんだ「木曾の舞」「兵法の舞」など、多彩な構成と
 なっています。
   @木曾の舞 源平合戦に取材した舞。木曾義仲の愛妾・巴(ともえ)は客僧
    を相手に戦場で行方知れずとなった2人の妹・葵と山吹の奮戦ぶりを語り、そ
    の法要を依頼し、自分もまた追手に立ち向かっていくという筋です。
   A兵法の舞 源義経の幼少時(牛若丸)の逸話、鞍馬山での武芸修行を物語る
    筋です。
   B五穀の舞 五穀の種子をえて天照大神に献じる筋のもので、荒舞の魅力を
    堪能できます。
   C三韓の舞 夫・応神天皇に先立たれた神功皇后が勇ましく出兵する筋です。

    ※三韓の舞は当日の保存会の都合により権現舞に変更の可能性があります。




※なお、岩手県立博物館では7月23日(土)〜9月4日(日)に特別展「義経展〜源氏・平氏・奥州藤原氏の至宝〜」が開かれますのでどうぞごらんください(こちらは要 入館料です)。ただし月曜日は休館です。



“芸能ごよみ”へ戻る