笛の技術講習会

◆日時: 2月17日(土)・18日(日)

◆場所: 花巻市北湯口 県立生涯学習推進センター

◆主催: 岩手県文化財愛護協会・岩手県教育委員会

◆趣旨: 民俗芸能のはやし方の中でも笛の演奏は技
     術的に難しく、後継者難の一因となっている。そ
     こで、民俗芸能振興のため、毎年この講習会を開
     いている。

◆定員: 初級者コース・中級者コース・指導者コース、各20名

◆参加費: 7000円(宿泊・食事・資料代こみ)

◆申し込み: 県文化財愛護協会事務局(tel:019-661-9688)まで。
      …2月9日締め切り!!

◆内容:
   17日9:30開会。
   午前中は盛岡市無形民俗文化保存連絡協議会会長さん
   による笛の基礎講義。午後は各コースで技術講習。
   18:30から県指定文化財の土沢神楽を鑑賞。
   18日は9:00から各コースの講習。15:30閉会。

◆解説:
〜笛の講習会について〜
 民俗芸能の衰退の原因は様々あるかと思いますが、笛からすたれ
るというケースはわりとあるようです。「笛が滅びかけ」あるいは「すで
に滅びてしまったが復活してみたい」という芸能の保存会の方がこう
いった講習会に参加されるようになると、県内の民俗芸能ももっと面
白くなるのではないでしょうか。
 基礎講義の講師をされる方は盛岡市の「三本柳さんさ
踊り」で笛を吹いている方。私もこの方の笛を聴いて「こういう音の出
し方もあるのか」と勉強になりました。


〜土沢神楽〜
 17日18:30からの土沢神楽は受講者以外でも鑑賞OK。しかも無料!!
 土沢神楽は早池峰大償系の、東和町に伝わる神楽。ものすごく繊細
な動きをする神楽で、まさに「剛を制す神楽の柔術」。囃子にあまり
飾り気をつけずに淡々と正確に刻むことで、かえって“ゆらぎ感”を
つくりだしています。笛の講習会には確かに向いてます。
 なお、大償系とはいえ、大償神楽とは微妙に型が異なっていますし、
大償ほどは見られる機会が多くない芸能です。岩手県外から18日の
ころもがわ神楽まつり にいらっしゃる方は、ちょっと早めに岩手に来て
ご覧になることをおすすめします。


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