川口まつり
川口まつり
日程:2001年9月21日(金)〜9月24日(月)


場所:岩手町 川口

交通機関:
JR東北本線岩手川口駅下車

内容:
 21日は奉納相撲。
 22日・24日は神輿渡御や郷土芸能・山車の巡行。
 23日は郷土芸能や山車の巡行。



 …山車&芸能好きの“けんちゃん”が「川口まつり」のレポートをくださいましたので紹介します。
  内容は“例年の様子”を主にしており、必ずしも“今年も同じ”とは限りませんのでご了承ください。


Check the 川口まつり!!

 〜川口まつり〜


★その魅力は…
・北上芸能祭でおなじみ 川口きつね踊りをゆっくり見られる機会
・県内でもとりわけゆっくりしたペースで行われるお通り 山車や芸能をじっくり堪能
・100人を超える壮大なスケールで江戸風俗を再現する大名行列

★おまつりの中心は川口豊城稲荷神社神輿渡御行列です。
 行列の様子を、22日のお通りを例にとって紹介します。   (9/22 13:00稲荷神社前出発)


@秋浦大名行列
 総勢100人は悠に超える壮大なスケ ールで描かれる江戸絵巻。
 広告などで見られる2人の露払いの 掛け声に合わせてお道具採りがゆっくり 左右に動いたり、平べったい虎舞がいた り、籠に乗ったお姫様や馬に乗ったお代 官様、民謡を歌う籠かきがいたり…と、 実に多彩な要素を含む行列です。 

A川口神楽
 岩手町を代表する神楽組で、明治期に その芸風を激しいものに改良して現在に 至っていると言われます。
 南方の部族の踊りのような不思議なメ ロディーのお囃子に乗せて、癖のある動 きの鳥舞(だと思うのですが)を子供たち が輪踊りします。
 何曲かの演目がありますが、その中の 一つにはきつね踊りの原型と思われる踊 りがありますのでチェックしてみてくだ さい。スタート時に権現舞(しんがく?) があります。

B川口きつね踊
 豊城稲荷の使いの子狐が、真っ赤な衣 装に注連縄を張り御幣を背負い、額には 白狐の面をつけ、扇子と錫丈を持ってぴょ んぴょん跳ね回りながら踊ります。
 北日本唯一の芸態といわれ、大変に珍 しい芸能とされています。
 川口小学校などの協力により、地域密着 型の娯楽芸能として人気を集めています。

C南山形さんさ踊
 通称”あつまりさんさ”と言われるも ので、おそらくあらゆるさんさ踊りの中で 最速のリズムを誇ると思われます。
 腰を全く落とさずに手足のすばやい切返 しによって踊られます。
勇壮な太鼓のリズムが圧巻です。

D野原さんさ踊
 一般型のさんさ踊り(七夕崩し・えいや さ)を踊ります。

E井組山車
 今年で自作三作目になります。
 今までの作風を見ると、従来にない新し い切り口の山車を出しているようです。
 また見返りには郷土出身の女優 園井 恵子を飾るのが常になっていますが、 今年はどうなることやら。
 お囃子は、リズムが極端にゆっくりな のが特徴で、祇園ばやしのような格調 があります。

F下町山道組山車
動物を二匹使った山車を2年連続で 出しています。
 それでも南部流の枠内にきちんとおさ まっているのがお見事。
 個々の家々の商売繁盛を願う独特の音頭 を上げるのも面白いところです。
 系統としては盛岡市本宮な組・同じく仙北 町は組といったところでしょうか。

Gみ組山車
 3台の中で最も古式を残している組 で、盛岡市馬町一番組の系統を引いて います。
 人形も大きく、表情にも格調が漂います。
 他の地域の南部流山車組との交流もある ようで、その長所を良く取り入れている 山車組といえるでしょう。



…以上、22日のご案内でした。  23日は夜間パレードが17:30から行われ、山車3台 のライトアップがご覧になれます。
 また、24日は神輿還御行列が22日とは逆の方向 に進んでいきます。
 23・24両日ともパレード前は山車・郷土芸能自由運行ということ で、町内を門つけして回ると思われます。(特に23日は全日)
 


   
  
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…というわけで、けんちゃんに感謝。
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