第26回石巻・桃生・牡鹿地方神楽大会


日時:2002年9月23日(月 祝)9:00〜

場所:宮城県北上町北上中学校体育館 

入場料:700円


上演プログラム:
順番団体名演目解説
  北上町女川法印神楽保存会 打鳴し  
1 北上町立北上中学校神楽 初矢 日本神話の中で最初に生まれた神様 天の御中主の尊の舞で、万物の源を創造されるという舞です。
この神楽は本法印神楽の基本の舞で、この神楽を最初に覚えて、それから色々な神楽を修得します。北上中学校では総合学習授業の一環として女川法印神楽保存会の指導のもとに、地元の伝統芸能に取り組んでいます。
2 河北町飯野川法印神楽保存会 四天 伊邪那岐 伊邪那美2柱の夫婦の神は、日本の国を何とか栄えさせたいものと考えて夫婦で力を合わせて色々なものを生み育てました。それには基本となる自然を割り出して、一年という境を定めることでした。まず、東西南北と春夏秋冬を定め、東を春として90日は天合の尊に司らせ、西は秋として90日は天の八百日の尊に、南を夏として90日を天の三下の尊に、北を冬として90日を天の八下の尊にそれぞれ司らせ、この四神の協力により四季が定まり守られていくことです。
3 女川町江島法印神楽保存会 笹結 伊邪那岐 伊邪那美の夫婦の神は国土を産まれました。於能碁呂島に五鬼王という魔王が住んでいて、人民を喰いつくすのを須佐鳴男命が退治し、人民を救い安楽に暮らすことができたという舞です
4 石巻市牡鹿神楽古実会 日本武 須佐鳴男命が八岐の大蛇を退治したとき、尾の先より取り出した叢雲の剣は熱田神宮に納められていたが、日本武尊に怨みをもつ悪鬼が美女に化身してその宝剣を盗み取ったので、日本武尊がこの正体をつきとめ退治し、無事この剣を熱田神宮に納められたという舞です。
5 河北町皿貝法印神楽 所望分 神の昔、四季の神たちが90日づつ一年を構成していたが土の神が加わらないため、土の徳がおとろえ万物が実らず万民が苦しんでいるので元気神が春夏秋冬の間に18日づつ土用をつくり、土の守護日を72日と定め、五行の神を一年としたので、土勢が復活し万民の暮らしが豊かになったという舞です。
特別出演 葦がやの会 きたかみ囃子 七年ほど前に地域おこしから始めた「きたかみ囃子」はこの地域に伝わる祭り囃子に踊りを加えて完成させたものです。
踊りは会の名前の由来にもなっています。音百選にも選ばれた北上川河口に広がる葦原の葦が、風にそよぐ様を表現しています、葦が北上川の水を浄化してくれるように北上町の地域おこしの一助になればと考えています。
6 雄勝法印神楽保存会 岩戸開 須佐鳴男命の乱行に怒られ岩戸に身を隠された天照大神を八百万の神々が集まり相談の結果、手力雄命が岩戸を開けて呼び戻し高天ヶ原から追放するという舞です。
7 桃生町寺崎の法印神楽保存会 産屋 豊玉姫はお産のため産屋へ入った。彦火々出見尊は見てはいけない産屋をのぞいたところ、自分の正体を見られた龍神の化身である豊玉姫はこの生まれたばかりの皇子を残して海津宮へ帰るという舞です。
8 河南町鹿又法印神楽保存会 魔王退治の舞 姉の神 天照大神へ反抗して高天ヶ原から追放された須佐鳴男命は野に下って前非を改め、万民のために種々の教えを受け、諸魔のため苦しむ万民を救い、害をなす者を追い払って安住楽土を築いてやるという舞です。
9 北上町南部神楽保存会 五条の橋 鞍馬の山で修行を積んだ牛若丸が京の都で暴れる弁慶を五条の橋で負かした後、牛若丸の家来にするという舞です。
10 北上町女川法印神楽 日本武尊 須佐鳴男命が八岐の大蛇を退治したとき、尾の先より取り出した叢雲の剣は熱田神宮に納められていたが、日本武尊に怨みをもつ悪鬼が美女に化身してその宝剣を盗み取ったので、日本武尊がこの正体をつきとめ退治し、無事この剣を熱田神宮に納められたという舞です。





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