内容決定!!
ひらいずみ郷土芸能祭「神楽大会」


【共催】平泉郷土館・平泉町芸術文化協会・両磐広域利用施設運営協議会
【と き】 9月21日(日) 午後1時開演 午後6時30分終了予定
【ところ】 平泉郷土館「ふれあいホ−ル」 …観覧無料  

【番組】
  御神楽 (平泉町赤伏神楽)
  八幡舞 (水沢市瀬台野神楽)
  甲冑堂 (平泉町達谷窟毘沙門神楽)
  一の谷 (江刺市和田神楽)
  黒塚  (一関市蓬田神楽)
  道化  (川崎村布佐神楽)
  田村三代(平泉町達谷窟毘沙門神楽)
  岩戸開 (東山町大木神楽)
  大蛇退治(平泉町赤伏神楽)
         
【問合せ】  平泉郷土館 電話0191−46−4012

以上の内容で開催いたします。

【見どころ】
1:水沢市瀬台野神楽は南部神楽伝承団体のうちでも古手に属する団体ですが、ながく活動が中断されていました。近年式舞を中心にようやく復活されました。演目の八幡舞も式舞の一つ。宮城県の南部神楽団体では、これを基本の舞い型として伝承しているところもあり、御神楽とともにポピュラーなものですが、岩手県南地方では伝承する団体も少なく、お目にかかることもめったにありません。

2:一関市蓬田神楽は近世仙台藩の法印の神楽を源流とする古風な芸風を持ち味とする。
 「黒塚」は同名の能の演目を神楽に脚色したものと考えられるが、それ以上に早池峰系の山伏神楽の匂いがぷんぷんする、ユニークな演目。これまためったに鑑賞することがない演目です。

3:東山町大木神楽の「岩戸開」はまず第一に胴とりの鈴木俊雄翁に注目。南部神楽のブルースともいうべき「金治郎節」の正統な継承者である翁の神楽歌には泣けます。またその胴のリズムにも古き良き時代のお神楽のグルーヴが感じられるはずです。第二に大木神楽の「岩戸開」でアメノウズメを演じている舞手(女性らしい)の女舞も必見です。かの本田安次先生が昭和初期に仙台で見た南部神楽の女舞も斯くやというすぐれものです。

4:川崎村布佐神楽は岩手県の南部神楽伝承団体中にあって県指定無形文化財になってないのがおかしいほど、来歴も芸風も伝承活動もしっかりしている団体です。
 南部神楽の真骨頂とも言える布佐神楽が、秘伝の道化演目を披露。内容は見てのお楽しみとのことで、主催者側にもふせられています。

5:そのほか盛りだくさんの神楽大会です。コンクール形式の大会が多い南部神楽ですが、今回は時間制限なしで、心ゆくまで演技していただく予定ですから。南部神楽本来の姿、村祭の宵宮気分でごゆっくり鑑賞していただけると思います。

 

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