日詰まつり2005
日詰まつり2005
【日程】9月2日(金)〜4日(日)

【場所】紫波町日詰にて 

【内容】すてきなおまつり から 下記情報を転載させていただきました

9/1(木)

※自発的前夜祭(各組車庫の前で太鼓練習総仕上げ)pm6:30〜8:30



9/2(金)宵宮祭

・奉納神楽 pm3:00 志賀理和気神社社殿にて赤沢神楽
『祝詞(御神楽奏上)』『鳥舞』『翁』『三番』『八幡』『岩戸舞』『権現舞』
・祭事 pm5:00
※各組山車出発式 pm3:00ころ 各組車庫前
→山車出庫、赤石神社(志賀理和気神社)へ向かう
→各組山車赤石神社前集結 pm5:00
・音頭奉納(各組の頭取による音頭あげ) pm5:30〜 志賀理和気神社
※鍛治町さんさ踊りの奉納が直後にあります。
・氏子舞踊奉納(赤石神社巫女舞『浦安の舞』・桜町田植踊) pm6:30〜 志賀理和気神社
※山車赤石神社発 <橋>pm6:30<一>pm6:40<下>pm6:50<上>pm7:00
→山車4台日詰商店街自由運行、門かけ(音頭あげ)
→山車納車予定 pm9:00ごろ



9/3(土)神幸祭

・神社御神輿渡御(赤石神社から半日かけて日詰地区全域を廻る)
→神輿発御pm1:00〜高木公民館前〜ナックスpm2:30〜紫波警察署前〜富岡鉄工所〜工藤酒店前〜フルーツたもり前pm4:00〜平六酒造店〜日詰商店街〜(国道横断)〜紫波中央駅前通〜薬師神社pm5:15〜鍛治町皇大神宮pm7:00〜神社還御pm8:00


※神輿行列概要
 ・猿田彦尊
 ・志賀理和気神社神旗
 ・南部一ノ宮幟行列
 ・干支杖行列
 ・寛永年間作の志賀理和気神社宮神輿
 ・大巻堤島神社神輿(もともと志賀理和気神社の神輿であったゆかりの品)
 ・白山神社赤沢権現および神楽衆打ち鳴らし
 ・百澤神社星山権現および神楽衆打ち鳴らし
 ・各種神器行列
 ・布施車

※各組山車出庫 pm1:30〜3:00(住宅地中心に町内を巡る)

※各組山車日詰商店街北上 pm6:30←(実質午後5時半には各山車とも日詰商店街にいる)

※各組山車皇大神宮前集結 pm6:45←

※日詰商店街大パレード pm6:30鍛治町出発
・志賀理和気神社神輿渡御行列
・上組山車
・一番組山車
・橋本組山車
・下組山車
・桜組練り神輿
・祭興会練り神輿

※日詰商店街習町ヒノヤタクシー前にて星山神楽しんがく舞披露

※パレード解散後、山車はUターンして再び日詰商店街自由運行、納車pm9:00〜9:30

※赤沢神楽しんがく舞にて日詰商店街全戸門かけ@


9/4(日)奉祝大祭

・元宮祭 am8:00
※各山車や神輿は昼12時半〜3時ごろ出庫して桜町、日詰地区、日詰商店街を運行

※最終日の日詰商店街夜間運行はpm7:00ごろから→下組・一番組 pm9:00納車

※赤沢神楽しんがく舞にて日詰商店街全戸門かけA
〜山屋時計店での門付け間近見物希望の方はご連絡下さい yamaya@iwatemed.jp〜

※上組山車北上開始 pm8:00(各種手踊り、鍛治町さんさ踊を披露しながら門かけ)〜納車pm10:00

※橋本組車庫前囃子 pm9:15〜pm10:00→祭典実行委員会祭典終了の挨拶

※祭典期間は午後6時半〜10時まで交通規制
→日詰商店街(スパー城山店から紫波橋通り交差点まで)歩行者天国


奉納山車

●『鏡獅子/花魁(揚巻太夫)』 上組
●『鞍馬山/藤娘』 一番組
●『不動明王/鯉太郎』 橋本組
●『一の谷/静御前』 下組




上組 『風流 鏡獅子』

 正月の鏡開き、江戸城大奥の宴の席に美しい腰元弥生が舞を所望される。霊験あらたかな名作の獅子頭を与えられ断りきれなくなった弥生は踊り始めるが、その優美な舞振りにいつしか踊りの神が宿り、遂には身を雄獅子に変じて舞い狂う。真っ白な毛並みを振りたてて勇壮に踊る、獅子の化身の舞姿。


〜見所は自分たちで仕上げたきらびやかな衣装の花魁の人形。表は平成2年に作られた古い衣装なので、珍しいといえば珍しいかもしれないです。鏡獅子はとにかく白い髪を見てほしい。それと、従来歌舞伎に使っていない頭を歌舞伎に使っていますので、新鮮な作品になっています。

馨る花摸に 白浪深く 面影映す 鏡獅子
金の力で 揚巻口説き 恋をまもりし 花見酒 



一番組 『風流 鞍馬山』

 平治の乱に父を失い、母の常盤の懐深く雪の中を彷徨した牛若丸は、清盛の義母池ノ禅尼の助命嘆願によって辛くも一命を救われ、昼も夜の如く闇に包まれるという霊山鞍馬山に預けられる。鞍馬寺の稚児として奉公する傍ら、牛若丸は夜な夜な寺を抜け出しては杉の梢に跳梁する魑魅魍魎魔道の類と決闘を重ね、「鞍馬八流」の武術を会得した。能「鞍馬山」など、中世近世の芸能文学にたびたび取り上げられ、庶民に知られた義経記の伝説である。


〜藤の花を新調したので、見返しはあでやかに藤娘にしました。表の人形は小振りなものの、表情がよくて丁寧に作っています。今年は昔風に片側のみに桜を飾り、あでやかに見えるように普段より赤く染めました。彩を楽しんでください。

(運行日程)
※2日 午後3時半出発・午後9時納車(役場、赤石神社、商店街)
※3日 午後2時半出発・午後9時納車(9区、紫波橋、パレード)
※4日 午後12時半出発・午後9時納車(15区、ナックス、習町、寺小路)


京の牛若 名を遮那王と 変えて鞍馬を 塒とす
技を天狗に 習いし後は 晴れの源氏の 旗揚げへ



橋本組 『風流 不動明王』

 不動明王といっても、仏像を飾った山車ではない。市川団十郎歌舞伎十八番のひとつで、もっとも異彩を放つ『不動』という芝居の一場面である。市川家は成田山を信仰し、成田山の権現が不動明王であったため、芝居の佳境で団十郎が体を真っ黒に塗り、赤々と燃える炎を光背に不動明王に扮する場面がたびたび取り入れられた。観客席からこのときばかりは賽銭が飛び交い、異様な雰囲気が出来上がるという。現在は「毛抜」「鳴神」と連動して『雷神不動北山桜』という芝居の中で演じられている。


〜盛岡山車のもっとも高度な技術である「裸人形」の技法を歌舞伎演題で生かした、異色の作品です。全身を真っ黒に塗った異様な不動明王の光背には、立派な炎を作っています。剣や縄、衣装の細部にまでこだわって作られていますので、丁寧に見てください。

成田不動の 御加護のもとに 華の舞台に 見得を切る
日詰祭りに 五色の綱で 曳くや十八番の 黒不動



下組 『風流 一の谷』

 源義経が第一の功名をあげた、いわずと知れた鵯越の逆落としの山車である。今年は大河ドラマの影響で各地で作られているが、油断している平家を切り立つ崖の上から真っ逆さまに攻め懸ける義経の雄姿は、なかなかに試行錯誤を要する難しい演題だ。見返しには、自らを手篭めにしようとする頼朝の御前で、おたずねものの義経をなおも愛しいと命懸けで踊る、静御前の舞姿を飾る。


〜躍動的な騎馬武者という、今の盛岡山車にもっとも求められている要素を見事に作っています。華やかな鎧兜で鵯越を駆け下る義経、馬は今にも盆の上から落ちてきそうです。片手に弓、もう一方には抜き身の刀、と今までにはないデザインとなりました。見返しは静御前が舞を演じてくれます。

谷を渡るは ひよどりの声 今ぞ源氏の 大勝負
殿の御前に 命を懸けて 臨む静の 舞すがた





“芸能ごよみ”へ戻る