志賀理和気神社例大祭
 日詰まつり


志賀理和気神社例大祭
 日詰まつり
 今年も日詰まつりの季節がやってまいりました。昨年、このホームページ利用者の方がたくさん当祭典にお運びになり、大好評をもってお帰りになられたことが思い出されます。さあ、今年も岩手一賑々しい山車まつり、日詰まつりに皆さんご期待ください。(文責:旧すてきなおまつり管理責任者 山屋賢一)

【開催日程】
  9月6日(金)から9月8日(日)の3日間、午後1時過ぎから夜10時ごろまで

【会場】
  志賀理和気神社(別称:赤石神社)および日詰商店街
    アクセス:JR東北本線紫波中央駅から東進徒歩10分




志賀理和気神社と境内における芸能披露日程

【由来】
 志賀理和気神社は日本列島最北の延喜式社殿をとどめる名社として名高く、藩政期に”南部一ノ宮”の称号を賜っています。鳥居の傍に残る南面の桜も有名で、今回登場する神輿も非常に造りの良い事で知られています。

【神社境内芸能奉納日程】
桜町田植え踊り (演目:三番嫂・仲踊り・早乙女踊り)
  9月6日(金)午後6時半より

   志賀理和気神社御巫女舞
  9月6日(金)午後6時半より

赤沢神楽 (演目:鳥舞・翁・三番嫂・八幡舞・岩戸舞・権現舞)
  9月8日(日)午前10時より

   【アクセス】
 JR東北本線日詰駅下車後バス利用、「赤石神社前」下車or徒歩15分




日詰商店街における芸能披露日程

【志賀理和気神社神輿渡御行列】
〜各半日かけて日詰全域を巡る大行列〜
  9月7(土)全日 夜は山車パレードに合流して夜間渡御・赤沢白山権現、星山百沢権現随行

【赤沢神楽しんがく門廻り】
〜子供達によるしんがく舞を昔ながらの門付け形式でご覧になれます〜
  9月7・8日(土・日)夜 日詰商店街全戸門付け

【鍛治町さんさ踊り】
〜黒川・船久保を含む諸芸・さんさの長所を集約した極めつけのさんさ踊りをご覧になれます〜
  9月8日(日)夜8時から 上組山車について踊る。7〜8回の公演で10時過ぎまで。

   【アクセス】
 JR東北本線紫波中央駅下車後東進徒歩15分or盛岡バスセンターから日詰駅行きに乗車し「日詰」下車




日詰の山車

〜日詰の山車は4台とも実に個性的であり、その中に確実に生きている南部流の格式が魅力。千差万別、多種多様なお囃子、創意工夫を凝らしきった照明、装飾…どれをとっても日詰が一番。いわく、岩手一(東北一)熱い山車まつり。これを見ないで岩手は語れない。〜

【運行日程】
9月6日午後3時ごろ    赤石神社に向けて各自運行
9月6日午後6時半頃    日詰商店街夜間運行夜10時まで
9月7日午後2時から5時半  各山車町内自由運行
9月7日午後6時ごろ    鍛冶町皇代神宮前まで各自運行・待機
9月7日午後7時ごろ    山車・みこし総合パレード、その後10時まで山車運行
9月8日午後1時半頃    各山車、町内門付け
9月8日午後7時      夜間自由運行、午後10時過ぎに納車

【上組】
 日詰で最も古い組。盛岡山車基本形の正統伝承。囃子は大太鼓のダイナミズムに圧倒される。最終日夜8時からの余興披露では、各種手踊りに加えて、戦前戦後を通して伝承されてきたイイトコドリ連中さんさ、鍛治町さんさ踊りを踊る。
 演題: 風流 創家市川団十郎歌舞伎十八番の内 矢の根五郎 / 見返し 未定
〜歌舞伎演目の中でも暫、助六、鏡獅子に並ぶ知名度を持つ「矢の根」は、南部流山車の定型中の定型。兄十郎の危機を夢のお告げに悟って、鏃を研いで駆け出していく曽我五郎の艶姿。歌舞伎の様式美色濃い矢研ぎの見得は、平成に入ってからは日詰では初。亜流五郎が多い中、久しぶりの定番の登場です。〜

【一番組】
 盛岡山車推進会の流れを汲みつつ、花の造りなどに独自の展望を見出しつつある、すてきなおまつり管理人ゆかりの組。のどかさを感じさせる笛のメロディーが聴き所。
 演題: 風流 景清牢破り / 見返し 汐汲み
〜悪七兵衛景清は平家の英雄。壇ノ浦の敗戦後捕らえられた彼の後半生を巡って多くの戯曲が生まれ、今回の牢破りの逸話も、彼の強力を偲んでの作品です。目の前で妻を折檻する理不尽な源氏方の拷問に怒った景清の大暴れの様子を一体に飾り曳く一番組、「盛岡で見たから」とか、「西根で見たから」とかおっしゃらず、今回最高の組付け方で迫力を増した景清を、どうぞご覧下さい。見返しの汐汲み(平成13年すてきなおまつり認定盛岡見返し大賞)も、すごく綺麗です。〜

【橋本組】
 日詰で最も威勢の良い山車組み。ということは、必然的に岩手で一番威勢がいい。独特の濃厚な掛け声と、キンキンしたメロディーラインのお囃子が絶妙。
 演題: 風流 紀伊国屋文左衛門 / 見返し 鯉太郎
〜荒天をついて和歌山から大量の紀州みかんを運び、巨利を得た伝説の元禄商人、紀伊国屋文左衛門。この縁起のいい演題に日詰商店街繁栄の願いを込めて。個人的な話で恐縮ですが、これを初めて見た平成5年、こんな発想があるのかとものすごく驚いた記憶があります。もう会えないと思っていた名作に再会できて嬉しい。見返しの鯉は、3回目の登場ですけど、すごく造りがよいので見ものです。〜

【下組】
 唯一、一戸町の流れを汲む組。一戸山車組最大の遠出で、紫波地方で一戸の山車を見られる貴重な機会を提供している。独特の幻想的な雰囲気がなんともいえず良い。
 演題: 風流 那須与一 / 見返し 扇の的
〜源平合戦最大の山場、敵味方肩を寄せ合って、揺れる鏑矢と漂う扇を見る臨場感。本当にいい出来の山車です。一戸祭り、今年のレベルの高さはハンパではなく、その中で前田利家に次ぐ第2位(すてきなおまつり認定)を価値とった名作中の名作。これが南部流山車です。優美さ、迫力兼ね備えたこの山車を見て、ほれてください。恒例となった見返しの仕掛け、今年は地味だが実にリアル。〜


第1回いわて山車さみっとin日詰

【日時】
  9月6・7・8日(金・土・日)夜

【会場】
  日詰商店街 山屋時計店店舗内

【内容】
 旧すてきなおまつり管理責任者山屋賢一と、山車について本音で語り合いませんか。ホームページをご覧になった方、私と同じ山車マニアの方、旧すてきなおまつりの掲載内容について意見、クレーム、質問のある方、日詰商店街「メガネのヤマヤ」の黄色い看板を目指してお出でください。10〜30分おきに店内に現れるものすごい美少年が私です。なお、町内各所(展示場所未定・っていうか展示するかどうかすら未定)に私が描いた山車絵4枚、ミニ山車(ただいま製作中。演題:和田の朝比奈)などが飾ってありますので、こちらも興味のある方はご覧下さい。お待ちしてまーす。




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