岩手県は「民俗芸能の宝庫」と言われ、今も多くの芸能が、岩手のくらしを大切にする人々によって各地域で息づいています。 今回、民俗芸能になんらかの関わりを持つ数人が出会いました。 「自分たちの芸能の歴史と現在を知りたい。その背景となる生活文化についても調べたい。お互いの思考や情報を交換し積み重ねていこう」。 こんな発想から職域を越えたつながりが生まれ、今回「とりら」と名付けた小冊子を作ることになりました。 ふるさとで自分たちの宝を大切にしている人達が主人公になるように。「昔」を明らかにすることで「今」がいっそう輝くように。そんな視線で編んで行きたいと思います。 ちなみに「とりら」とは、岩手の(岩手だけではありませんが)神楽に出てくる言葉で、「トリラ トリラ」と歌いながら舞う演目もあれば、「とりら舞」を持つ団体もあります。しかし、はっきりした定義は今のところありません。 このナゾな「とりら」の世界を一緒に追求してみませんか? 発行者「ふるさと岩手の芸能とくらし研究会」は、営利を目的としない任意の市民団体です。研究誌「とりら」の発行(年2回をめざす)をメインに、不定期の公開講座なども企画していく予定です。 基本的に経費は執筆者共同で負担することとし、県内外数ヶ所の施設・書店などで販売、会の維持・運営にあてます。 皆さまのご理解とご協力をどうぞよろしくお願いいたします。 〜ふるさと岩手の芸能とくらし研究会 |